みなさんこんにちは!美容鍼灸師のshookiです。
これまで鍼灸整骨院業界で10年間、個人院からグループ院までさまざまな現場を経験してきました。振り返ると、長い拘束時間や厳しい上下関係の中で、「自分はこのままこの仕事を続けていていいのだろうか」と悩み続けた日々でした。
•「朝から晩まで働いているのに、手取りが上がらない…」
•「会社のルールに縛られて、本当にやりたい施術ができない…」
•「将来、独立して自由に稼ぎたいけれど、何から始めればいいかわからない…」
この記事では、AIやネットの表面的な情報だけでは分からない、18歳からこの業界で泥臭く働いてきたからこそ分かるリアルなメリット・デメリットを赤裸々にお伝えします。
今、現状にモヤモヤしている方、転職や独立を考えている方のヒントになれば幸いです。(※個人の体験に基づく主観が含まれますので、参考程度にご覧ください。)
1. そもそもなぜ、自分が「鍼灸師」を目指したのか?
今でこそ美容鍼灸師として活動していますが、実は専門学校に入るまで「鍼灸師」という資格すら知りませんでした。笑
当時はJリーグのスポーツトレーナーになりたいという夢があり、アスレティックトレーナーの専門学校に通っていました。その実習先で初めて出会ったのが、現場で活躍する鍼灸師の方でした。
一言でいうと、「まじでかっこよかった」です。
スポーツトレーナーの求人を見ると、多くの場合で「医療国家資格(柔道整復師、理学療法士、鍼灸師)」が必須条件になっていました。その中で、自分は鍼灸師の道を選ぶことにしました。
しかし、Jリーグのトレーナーになれる確率は1%未満とも言われる狭き門です。コネもスキルもない状態から這い上がるために、まずは現場(鍼灸整骨院、ジュニアユース世代)に入り、実績を作り、人脈と繋がるという泥臭いステップを駆け上がってきました。
専門学校時代の実習の写真を探したんですけど、なくてAIでイメージつくりました。笑

2. 衝撃の連続だった!鍼灸整骨院業界の4つのリアル
実際に個人鍼灸院やグループ整骨院を6年間経験する中で直面した、業界のリアルな現実を包み隠さずお伝えします。
① 拘束時間が長すぎる(三つ巴の過酷さ)
グループ鍼灸整骨院は
・定休日なし(年中無休)
・フルオープン
・朝9時から夜20時までの診療
がデフォルトです。朝礼や清掃を含めれば拘束時間はさらに長くなり、休憩時間も満足に取れません。さらに長期休暇もないことが多いのが現実です。
これから業界に入る人や転職を考えている人は、まずこの「体力勝負の環境」を覚悟する必要があります。
② スキルは自分で調べて実践する
「めちゃくちゃスキルがある技術者」は、一般的なグループ鍼灸整骨院にはほとんどいません。
真の治療家はメディカルクリニックや、病院で勤務していることが多いかもしれません。
私が実際にこの業界に飛び込んだ時にはびっくりしました。
【誰も教えてくれる人いないじゃん、、、】
会社や先輩が手厚く教えてくれるわけではないです。
しかし
自分で有料コンテンツや文献(例:腰痛治療に関する研究など)を調べ、トライアンドエラーを繰り返す人が頭一つ抜け出します。
これみなさんやってみてください。
特に、
J-STAGEはおすすめです。
検索🔍【坐骨神経痛 鍼灸 文献】で調べてみると
結構たくさん出てきたりするので無料でも見れるところが多いのでぜひ
ご自身で隙間時間に勉強してみてくださいね!
③ 会社のルールに縛られると成長はない
「会社のルールだから従え」と言われる場面に多々遭遇しますが、
「それは本当に患者様のためになっているか?」
という疑う視点を持つことが重要です。
決して間違っている。と否定しているのではなくて
自分はこういう考え方という視点も持つことがとても重要です。
思考停止でルールに従うのではなく、自分で答え合わせを繰り返す人間にこそ独立のセンスが宿ります。
④ 院長は簡単になれるが、大きい会社の院長はお勧めしない
みなさん。院長は簡単になれます。
これから院長目指す人へ。3年以内になれます。
グループ院長になったら30万円中盤くらいはもらえるようになります。
なぜか。なりたい人が少ないからです。
なぜ皆なりたくないのか
理由は簡単です。
面倒だから、しんどいから、運営とか無理。とかですね。
給与に対しての業務量が半端ではない。
役職はつきます。一般社員より頭一つ抜けます。
ですが頭一つ抜けると一般社員と役職には大きな差があります。
私は特に体力よりも精神的にしんどくなり何回も辞めたくなりました。
部下の育成、店舗運営、上司からの指示、数字管理、そして通常業務。
何もかも業務は大変になります。
整骨院の院長という肩書きは、業務を人より早く覚えたり上司にアピールすれば、数年で比較的簡単になれます。しかし、大手企業の院長になると、レセプト業務、数値管理、スタッフ育成、院長会議などに追われ、うつ病になったり仕事が嫌いになってしまう人をたくさん見てきました。大きな会社の院長職には慎重になるべきです。
期限付きの院長としては良いかもしれないですが、
ずっと院長やるのは本当にきついと思います。
キャリアパスが条件付きであるのなら頑張っても良いかもしれないですが、
長く働いて精神的に追いやられるくらいなら違う働き方を探すべきです。
残念ですが、
会社はあなた一人のために時間を割いてまでそのようなことはしてくれません。
3. 鍼灸師の給与の限界と、本当に稼ぐためのカラクリ
多くの方が気になる「鍼灸師はお金を稼げるのか?」という疑問について結論をお伝えします。
「稼げる」の定義に関しては曖昧な部分があると思いますが、
一般的に稼げるのは1ヶ月100万円としましょう。
【なので月に100万円稼いでいる鍼灸師になれるのか】と言うことです。
結論から言うと、一般的な会社員(雇われ鍼灸師)として月収100万円を稼ぐのはほぼ不可能です。どれだけ頑張って院長クラスになり、勤続5〜10年で評価されても、手取りで30万〜40万円が限界のラインでしょう。
では、月100万円以上稼いでいる人はどうしているのか?
そのカラクリは、「鍼灸師という施術だけで稼ごうとしないこと」です。
•会社を立ち上げて自分で店舗運営を行う(経営者)
•フリーランスとして、美容鍼・出張施術・Web発信など複数の仕事を掛け持ちする(個人事業主)
・会社に所属しながら自分の得意な分野で仕事(副業をする)
・会社の出資者になり、オーナーとなる(投資家)
・鍼灸師って何が強みなのか。
・自分の強みってなんなのか。
一例
じゃあ「自分の強み」は何なのか?
ここは一度分けて考えた方がいいです。
鍼灸師としての強み
↓
身体を診る知識
↓
美容の悩みを聞く能力
↓
施術経験
↓
ここから先が「あなた自身の強み」です。
そして月100万円を「施術だけ」で作らない
ここが一番重要です。
例えば美容鍼を
1回11,000円
とします。
月100万円なら、
1,000,000 ÷ 11,000
=約91回/月。
月25日営業なら、
1日3.6人
なので、実は不可能ではありません。
ただし、
施術時間=売上
になってしまいます。
これだと自分が休んだら売上が止まります。
だから僕なら、こういう構造にします。
ここからが肝です。
月100万円の「5階建て」にする
① 高単価施術
美容鍼
月40万円
↓
② 継続プラン
美容鍼+セルフケア+カウンセリングなど
月20万円
↓
③ オンライン商品
美容・肌・セルフケア講座
月15万円
↓
④ アフィリエイト
美容機器・化粧品・セルフケア用品など
月10万円
↓
⑤ ブログ・SNSからの集客
直接売上ではなく、
新規顧客を毎月送り込む装置
として機能させる。
合計
40+20+15+10+15=100万円
という考え方です。
鍼灸師の国家資格という強い武器をベースに持ちながら、ビジネスやマーケティングの視点を持って複業・独立していくこと。これが、これからの時代に鍼灸師として大きく稼ぐための最短ルートです。
4. これから鍼灸師を目指す方・キャリアに悩む方へ伝えたいこと
最後に、これから鍼灸師を目指す方や、現在の働き方に悩んでいる方へメッセージを送ります。
なんとなく就職し、言われた作業をこなすだけの毎日は、将来のおおきなリスクになります。「スポーツトレーナーになる」「独立するための技術を5年間で全て吸収する」といった明確な目標と期限を持つことが何より重要です。
人気芸人の言葉に「優れるな。異なれ。」という言葉があります。
先輩や院長と自分を比べて、同じ土俵で優れようとするのではなく、「誰もやっていないけれど、当たり前にやらないといけないこと(細かな気配り、事務作業の効率化、発信活動など)」に目を向け、自分だけのポジション(差別化)をつくりましょう。
鍼灸師は、お客様の悩みを直接解決でき、感謝される非常にやりがいのある素晴らしい仕事です。
ぜひ現状のリアルを理解した上で、自分らしいキャリアを切り拓いていってください!
免責事項
著者情報
この記事を書いた人
shooki(嶋田将樹)
はり師・きゅう師(国家資格)保有
整骨院業界10年・元院長・ 延べ施術12,000人以上
新卒手取り18万円→院長28万円→ フリーランスで1時間1万円を構築
現在フリーランス美容鍼灸師として活動中
Instagram:
@shooki_biyoushin
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